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ネット詐欺の片棒を担ぐ副収入?

 インターネット上には、ワンクリック詐欺やオークション詐欺、投資詐欺など数多くの詐欺が存在します。もちろんある程度知識があれば、自分が被害者になる事は避けられますから、実際に詐欺にあう人はごく一部です。
 ですが、インターネットで副収入を得ようとすると、無自覚ながらもネット詐欺の片棒を担いでしまうことがあります。明確に犯罪ではなくても、中には詐欺だとわかっていながら片棒を担いでしまう人がいます。
 アフィリエイトは、商品やサービスを紹介して売り上げの一部を回してもらう仕事です。そうしたアフィリエーターが扱う商品の中には、訴えられてもおかしくはない商品が紛れ込んでいます。一番詐欺商材が多いのが、情報商材という分野です。情報商材の内容はダイエットの方法や、女性にもてる方法、夫の浮気を無くす方法などなど、ハウツー系の内容がほとんどでジャンルもいろいろあるのですが、その中で即金ビジネスを紹介するジャンルがあります。誰でも簡単に、数千万稼ぐ方法だの、一億の資産を作った方法だのと、あり得ない内容もあれば、1月10万円は確実に稼げる方法など微妙にリアルな金額のお金儲けの方法が販売されています。
 その中には、明らかにねずみ講になるものや、マルチ商法の勧誘も紛れ込んでいます。うっかりそんな商品を販売してしまうと、そんな詐欺商品を作った人だけでなく、販売したアフィリエーターも罪に問われます。そこまではっきりしていなくても、どう考えても儲けることはできないノウハウもたくさん販売されています。犯罪性を立証するのは難しいのですが、購入した人から見れば立派な詐欺商品もたくさんあります。何の役にも立たないノウハウという事です。そのノウハウを実行できないという理由では通常は詐欺を立証することは難しい、そして騙すつもりで販売したと証明するのが難しいために「犯罪」として立件されないだけで、狩った人から見れば作った人も売った人も、犯罪者と大差ありません。
 また、出会い系サイトなどは、会員を紹介するとお金がもらえるというシステムを取っていることが多いようです。ご存じのとおり、出会い系サイトは、あの手この手でお金を使わせようとする詐欺サイトも多数あります。そんなサイトを紹介してお金を稼いでいる人も大勢いるのです。お金が儲かれば、誰かが騙されてもいい、そんな考えの人がいたせいで、マーケット全体が疑いの目で見られる事もあります。インターネットで副収入を得ようとするのなら、人を騙そうという考えは最終的に誰のためにもなりません。